TOC
Overview (history, characteristics, attractions)
海地獄(うみじごく)は、大分県別府市の鉄輪(かんなわ)温泉郷にある観光地獄のひとつで、別府地獄めぐりの代表的スポットです。名前の通り「海」を思わせる深いコバルトブルーの大きな湯だまりが特徴で、高温の湯が湧き出す様子や立ちのぼる湯気、独特の色合いが強い印象を与えます。明治期から観光地として知られ、周辺には熱帯植物を展示する温室や土産物店、地獄蒸しを利用した飲食施設なども整備されています。
Highlights
- 鮮やかな青色の湯だまり:大きな池状の源泉が静かに湧き出し、光の条件で深い藍色に見える景観は圧巻です。
- 湯気と噴気の風景:高温のため常に湯気が立ち上り、季節や時間帯によって表情が変わります。
- 温室・植物展示:地熱を利用した温室で熱帯植物や季節の花が見られることが多く、写真スポットになっています。
- 地獄蒸し料理・名物:温泉の蒸気で蒸した温泉卵やプリンなど、地元ならではの蒸し料理を味わえます(施設内売店・飲食コーナー)。
- 別府地獄めぐりの起点:周辺にはほかの地獄(血の池地獄、鬼石坊主地獄、など)が集まっており、めぐり歩きが楽しめます。
Access (nearest station, transportation, etc.)
- 最寄り駅:JR別府駅(最寄りの主要駅)。
- バス:別府駅から亀の井バスなどの路線バスで「鉄輪(地獄めぐり)」方面行きに乗車、所要時間はおおむね20〜30分程度(交通状況により変動)。
- タクシー:別府駅からタクシーで約10〜20分程度(時間帯により変動)。
- 車:大分自動車道 別府ICから一般道で約15〜20分程度。駐車場あり(台数に限りあり)。
- 徒歩:別府中心部からは距離があるため徒歩はあまり現実的ではありませんが、鉄輪温泉街からは徒歩で周遊可能です。
※最新の時刻表・路線は事前にバス会社や公式観光情報で確認してください。
Estimated stay (estimated time required)
- 海地獄のみの見学:30〜45分程度(池の見学、温室散策、土産・軽食利用を含む)。
- 別府地獄めぐり(他の地獄も含む):1.5〜3時間程度(巡る数による)。
- ゆっくり食事や写真撮影を楽しむ場合:1時間前後見ておくと安心です。
Nearby spots
- 血の池地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄などの別府地獄めぐりスポット群(海地獄周辺に点在)。
- 鉄輪温泉街:足湯や湯治場、地元の飲食店が並ぶ散策エリア。
- 地獄蒸し工房:地熱を使った蒸し料理を体験・購入できる施設(鉄輪エリア内に複数)。
- 竹瓦温泉:別府の歴史ある共同浴場(別府市街地側)。
- 別府ロープウェイ(鶴見岳):景観を楽しむ観光候補地。
Things to be aware of (crowds, manners, seasonal precautions, etc.)
- 高温注意:源泉は非常に高温のため、池に触れない、近くに立ち入らないなどの指示に従ってください。子どもから目を離さないこと。
- 写真撮影:景観撮影は可能ですが、ほかの見学者の迷惑にならないよう配慮してください。指定区域や立ち入り禁止場所には入らないでください。
- 混雑:ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始、連休の週末は非常に混み合います。混雑を避けたい場合は平日早めの時間帯がおすすめです。
- 匂い:温泉特有の硫黄臭(におい)が強く感じられることがあります。においに敏感な方は注意してください。
- バリアフリー:敷地内は坂道や階段のある箇所があり、車椅子やベビーカーでの移動が一部難しい場合があります。事前に施設へ問い合わせると安心です。
- 服装:屋外を歩くことが多いため歩きやすい靴で。季節により冷え込みやすいので防寒対策を。
- 営業情報:開館時間や入場料、休館日は変わることがあるため、訪問前に公式サイトや観光案内で最新情報を確認してください。
海地獄は別府の地熱文化を象徴する見どころのひとつで、写真映えする景観と地元グルメを楽しめるスポットです。近隣の地獄めぐりと組み合わせて訪れるとより充実した観光になります。

