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Overview (history, characteristics, attractions)
好古園(こうこえん)は、兵庫県姫路市の姫路城西側に位置する日本庭園です。1992年(平成時代)に整備され、かつての武家屋敷跡を活かして池泉回遊式・枯山水・露地庭など異なる様式の庭園を組み合わせた全9庭から構成されています。姫路城の借景を生かした景観設計や、茶屋・橋・灯籠・生け垣などの細やかな造作により、江戸時代の趣を現代に伝える点が魅力です。四季折々の植栽(桜、ツツジ、花菖蒲、紅葉など)が配置され、散策・写真撮影・茶席体験などが楽しめる市民にも観光客にも人気のスポットです。
Highlights
- 9つの庭園:池泉回遊式庭をはじめ、枯山水や茶庭など趣の異なる庭を一度にめぐれること。各庭で異なる構図・植栽・石組が楽しめます。
- 池と鯉:大きな池や水路が配され、泳ぐ鯉や水面の映り込みが風情を作ります。
- 茶室と休憩処:庭を眺めながら抹茶や和菓子を楽しめる茶屋があり、より深い庭の楽しみ方ができます(有料の場合あり)。
- 姫路城の借景:庭園の高低差や配置により、姫路城を背景に取り込んだ美しい景観が撮影ポイントになります。
- 季節の花木:春の桜・新緑、初夏の花菖蒲、秋の紅葉など、季節ごとに見どころが変化します。
Access (nearest station, transportation, etc.)
- 最寄り駅:JR・山陽電鉄「姫路駅」。駅から徒歩で向かうのが一般的です。
- 徒歩:姫路駅から姫路城方面へ向かい、姫路城大手門付近(西側)。徒歩でおおむね10〜15分程度が目安です(出入口や歩くペースにより変動)。
- バス:姫路駅前から城周辺へ向かう路線バスを利用可能。ただし徒歩でのアクセスが分かりやすく便利です。
- 車:周辺に有料の市営駐車場や民間駐車場がありますが、観光シーズンは満車になりやすいため公共交通機関の利用を推奨します。
- 備考:姫路城と隣接しているため、姫路城観光と合わせて訪れるのが便利です(共通または割引チケットが用意される場合があります)。
Estimated stay (estimated time required)
- 短時間の散策:30分〜45分(主要な庭を一周して写真を撮る程度)。
- ゆっくり観賞・茶屋利用:1時間〜1時間30分(茶室で休憩や細部観察を含む場合)。
- 撮影や季節の見どころをじっくり:2時間程度(詳細に回る、周辺の姫路城と合わせて楽しむ場合はさらに延長)。
Nearby spots
- 姫路城(世界文化遺産):好古園のすぐ隣。天守や城内見学と合わせて訪問がおすすめ。
- 姫路市立美術館/姫路文学館などの文化施設:城周辺に複数の美術・博物館が点在。
- 書写山(書写山圓教寺):ロープウェイで行ける霊場。少し足を伸ばしたい場合に。
- みゆき通り・魚町商店街などの繁華街:食事やお土産、カフェ利用に便利。
Things to be aware of (crowds, manners, seasonal precautions, etc.)
- 混雑:桜の季節・ゴールデンウィーク・紅葉時期は非常に混雑します。朝早めの時間帯か平日を狙うと落ち着いて見られます。
- マナー:庭園内は植栽を踏まない、立ち入り禁止エリアには入らない、ゴミは持ち帰る/指定場所へ捨てるなどの基本マナーを守ってください。大声や走行は周囲の迷惑になります。
- ペット:多くの日本庭園ではペットの入園が制限されていることが多いので、同伴を検討する場合は事前に確認してください。
- 足元・バリアフリー:庭園は石畳や小径、階段がある箇所もあり、雨天時は滑りやすくなります。車いすやベビーカーでの移動は一部難所があるため、必要に応じて事前確認をおすすめします。
- 撮影:写真撮影は基本的に可能ですが、商業利用や三脚の使用、ドローン操作などは制限される場合がありますので案内表示や係員の指示に従ってください。
- 施設情報の確認:開園時間や入園料、特別公開・イベント情報は変更されることがあります。訪問前に公式サイトや現地の案内で最新情報を確認してください。
