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概要(歴史・特徴・魅力)
式根島(しきねじま)は、東京の伊豆諸島に属する新島村の島のひとつで、面積は小さく人口も限られている静かな離島です。火山活動で形成された起伏のある地形と透明度の高い海、磯遊びに適した岩場や潮だまりが特徴で、古くから漁業や海と共に暮らす島の文化があります。近年は都会からのアクセスが比較的良いため、海水浴、シュノーケリング、ダイビング、ハイキング、天然の露天風呂(海辺の足浴・野天風呂)を楽しむ観光客に人気です。大きな宿泊施設は多くなく、民宿やゲストハウス、キャンプで島時間をゆったり過ごすのが魅力です。
見どころ
- 透明度の高い海と磯場:シュノーケリングや磯遊びに最適。季節によっては色とりどりの魚やウミウシが見られます。
- 天然の露天風呂:海を望む野天風呂や足湯スポットが点在。夕暮れに海を見ながら入る温泉は格別です(場所や利用ルールは確認を)。
- ハイキングコース:小さな島ながら海岸線や丘陵を巡る散策路があり、展望スポットからの眺めが良いです。
- 釣り・磯釣り:釣りスポットが点在。地元のルールを守って安全に楽しめます。
- 星空と早朝の海景:光害が少ないため満天の星空、朝日の風景も見どころ。
アクセス(最寄り駅・交通手段など)
- 東京からの主なルート:竹芝客船ターミナル(東京都)から東海汽船の定期船で新島へ。新島着後、連絡船(村営または定期便)で式根島へ渡ります。
- 所要時間の目安:竹芝→新島(高速船+船種による)+新島→式根島(連絡船)を合わせて、日中の高速船利用でおおむね2.5〜4時間程度。大型客船(夜行便)利用では4〜6時間程度になることがあります。※時刻・所要時間は季節や便種により変動するため、事前に運航会社の最新時刻表を確認してください。
- 飛行機経由:羽田や調布(調布飛行場)から新島への空路がある場合、新島着後に船で式根島へ移動する選択肢もありますが、便数は限られます。
- 島内交通:島は小規模なため徒歩やレンタサイクル、島内のタクシー・送迎を利用して移動するのが一般的。レンタカーは台数が少ない場合があります。
滞在目安(所要時間の目安)
- 日帰り:可能だが移動時間が長く慌ただしいためあまりおすすめしません(早朝出発・夜帰着の強行スケジュールになることが多い)。
- 1泊2日:基本的な見どころを楽しむのに最適。海遊び、温泉、夕暮れ・朝の散策をゆったり堪能できます。
- 2泊以上:シュノーケリングやダイビング、釣り、ハイキングなどをじっくり楽しみたい場合や、島時間でのんびり過ごしたい場合におすすめです。
近隣スポット
- 新島(にいじま):式根島の渡しが出る隣の島。サーフィンや溶岩台地の景観、島の集落なども見どころ。
- 他の伊豆諸島(神津島、利島、三宅島など):日程や便によっては周遊も可能。島ごとに趣が異なります。
- 東京(竹芝・浜松町方面):アクセスの拠点となるため、出発前後の観光や宿泊と組み合わせることもできます。
注意点(混雑・マナー・季節の注意など)
- 運航情報の確認:フェリー・高速船は天候や海況で欠航・遅延することがあります。出発前に必ず運航会社の最新情報を確認してください。
- 混雑期:夏の海水浴シーズンやゴールデンウィーク・連休は宿・便が混み合います。早めの予約を推奨します。
- ゴミと持ち帰り:島は資源が限られています。ゴミは分別・持ち帰りが基本となる場所が多いため、ルールを守ってください。
- マナー:私有地や民家の敷地に無断で入らない、静かな生活環境を尊重するなど地域の生活マナーを守りましょう。
- 海の安全:磯や波の強い場所での遊泳は危険です。潮の流れ、急な深み、岩場の滑りやすさに注意し、ライフジャケットや同行者と一緒の行動を心がけてください。
- 温泉・野天風呂の利用:天然の露天風呂はルールや利用時間が定められていることがあります。混浴・脱衣のルール、洗い場の利用可否などは事前に確認し、地元の案内に従ってください。
- 生活インフラ:商店や医療機関は限られます。常備薬や必要な物は事前に用意すると安心です。
- 季節の注意:夏は日焼け・熱中症対策、台風シーズン(主に夏〜秋)は船の欠航リスクに注意。冬季でも海風が強く寒暖差があります。
備考:各施設名や時刻・料金は変更されることがあります。訪問前に公式サイトや島の観光案内、運航会社の情報で最新情報を確認してください。
