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概要(歴史・特徴・魅力)
玉藻公園(たまもこうえん)は、香川県高松市の中心部、高松港に面して広がる都市公園で、旧高松城(通称:玉藻城・高松城)の城跡を整備したものです。海水を引き入れた「海城(うみじろ)」として知られる珍しい構造の堀(海水堀)や、江戸時代の石垣・門址、櫓台など城跡の史跡が良好に保存されており、歴史的景観と海辺の風景が同時に楽しめる点が大きな魅力です。
園内は四季折々の植栽に恵まれ、春の桜や梅、初夏の新緑、秋の紅葉といった季節感も楽しめます。市街地に近くアクセスが良いため、観光や散策、写真撮影スポットとして人気があります。近年は復元整備や保存修理も進み、城郭建築や城跡散策を楽しみたい人にとって見応えのある場所です。
見どころ
- 海水堀(海に面した堀) — 潮の満ち引きで表情が変わる景観は玉藻公園ならでは。
- 石垣・城門址・櫓台 — 城跡として残る遺構を間近で観察でき、歴史の息吹を感じられます。
- 高松城跡の散策路 — 海沿いと内側エリアを結ぶ散策路で、海風を感じながらゆったり歩けます。
- 季節の花(桜・梅・ツツジ・紅葉など) — 特に桜の時期は花見スポットとして賑わいます。
- 展示施設(ある場合) — 城の歴史や出土品を展示している施設があることがあります(事前に開館情報を確認してください)。
アクセス(最寄り駅・交通手段など)
- 鉄道:JR高松駅から徒歩約10〜15分。ことでん(琴平電鉄)高松築港駅からは徒歩約3〜5分でアクセス可能。いずれも市中心部から歩いて行ける距離です。
- バス:高松駅や市内各地からの路線バスで「高松築港」や「サンポート高松」周辺下車、徒歩すぐ。
- 車:市街地のため公共駐車場や周辺の有料駐車場を利用する形になります。台数に限りがあるため、特に週末や観光シーズンは公共交通機関の利用をおすすめします。
- フェリー・高速船:高松港に近く、直島や小豆島などへの船便の発着地にも近いため、周遊の拠点として便利です。
滞在目安(所要時間の目安)
- さっと見学:30〜45分(海堀と主要遺構をざっと回る場合)
- じっくり散策:1〜2時間(展示施設や写真撮影、周囲の景観をゆっくり楽しむ場合)
- 周辺観光と合わせて:半日〜1日(栗林公園や港周辺、島巡りと組み合わせる場合)
近隣スポット
- 栗林公園(りつりんこうえん) — 高松を代表する大名庭園。玉藻公園からアクセス良好でセット訪問に最適。
- サンポート高松・高松港 — 港やウォーターフロントの散策、フェリーターミナル(直島・小豆島行き)へのアクセス。
- 高松市美術館/市内各文化施設 — 展示やイベント情報をチェックして合わせて訪れるのもおすすめ。
- 屋島・女木島・男木島など — 少し足を伸ばして瀬戸内の島々をめぐる観光も可能。
注意点(混雑・マナー・季節の注意など)
- 混雑:桜のシーズン、ゴールデンウィーク、夏の観光シーズン、連休時は混雑します。写真撮影や散策は時間に余裕を持って計画してください。
- マナー:史跡エリアでは立ち入り禁止の場所や登ってはいけない箇所があります。石垣や遺構を傷めないよう注意し、指示表示に従ってください。またゴミは各自で持ち帰るか指定の場所へ。
- 潮汐・天候:海に面しているため海風が強い日や潮位によって景観が変わります。雨天や風の強い日は足元が滑りやすくなる箇所があるので注意。
- 虫対策:水辺や樹木が多いため、春〜夏は虫(蚊など)が気になることがあります。長時間の散策時は虫除けを用意すると安心です。
- 開園情報:一部施設は入園料や開館時間が設定されている場合があります。訪問前に公式ページや現地案内で最新情報(開館日・料金・特別行事など)を確認してください。
※最新の営業時間・入園料・展示情報・臨時休館などは、必ず玉藻公園(高松城址)の公式サイトや高松市の観光案内でご確認ください。