由布島(沖縄県八重山郡竹富町)
目次
概要(歴史・特徴・魅力)
由布島は沖縄県八重山諸島、石垣島のすぐ近くにある小さな島で、竹富町に属します。かつてはわずかな住民が暮らしていましたが、20世紀中ごろから観光スポットとして整備され、現在は熱帯植物園や民俗的な展示、そして何よりも水牛車(すいぎゅうしゃ)での海上渡航が最大の魅力になっています。浅瀬をゆっくり渡る水牛車と、島内に広がる亜熱帯の植物や花々、のどかな風景は八重山らしい時間の流れを感じさせてくれます。
見どころ
- 水牛車による渡航:石垣島側から水牛車で浅瀬をゆっくり渡る体験(所要約10〜15分)。水牛の力と車夫ののんびりした語りや民謡が名物。
- 熱帯植物園:亜熱帯〜熱帯の植物が集められ、季節の花や珍しい果樹、ランなどを観察できる。散策路が整備されているのでゆっくり見て回れます。
- 昔の暮らしの展示・民具:島の歴史や八重山の暮らしを紹介する展示や、伝統的な家屋の再現がある場合があります。
- 写真スポット:水牛車や島の風景、海と空のコントラストは撮影に人気。夕方の光も美しいです。
アクセス(最寄り駅・交通手段など)
由布島へは直通の公共交通機関(鉄道)はなく、まずは石垣島へ移動する必要があります。
- 飛行機:南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港(新石垣空港)を利用。空港から市街地・離島ターミナルへはバスまたはタクシーで移動(所要約30〜45分)。
- 石垣島市街地・離島ターミナルから:路線バスまたはタクシーで「由布島水牛車乗り場」付近へ。所要は市街地から約15〜30分(道路状況により変動)。
- 水牛車で渡る:由布島行きの水牛車乗り場から水牛車に乗車して島まで渡ります。悪天候や高潮のときは運休になる場合があります。
※運行時間・料金・乗り場の正確な場所やスケジュールは、訪問前に公式サイトや現地の案内所で最新情報を確認してください。
滞在目安(所要時間の目安)
- 水牛車の往復+植物園散策:おおむね1〜2時間程度が目安。
- ゆっくり写真を撮ったり昼食をとったりする場合は2〜3時間見ておくと余裕があります。
近隣スポット
- 竹富島:赤瓦の集落や星砂のビーチ、伝統的な町並みが残る人気の離島(石垣港からフェリーでアクセス)。
- 川平(かびら)湾:石垣島を代表する景勝地、グラスボートや展望で有名。
- 米原(よねはら)ビーチ/サンゴ礁ポイント:ダイビングやシュノーケリングに適したスポット。
- やいま村(民俗村)など石垣島内の観光施設:八重山の文化や生態を学べます。
注意点(混雑・マナー・季節の注意など)
- 運航・営業時間:水牛車や施設は天候(強風・大雨・台風)や潮位の影響で運休・変更することがあります。事前確認を推奨。
- 混雑:GW・夏休み・年末年始など繁忙期は混雑します。混雑を避けたい場合は午前早めか夕方の時間帯がおすすめ。
- 服装・対策:強い日差しや暑さ、蚊などの虫対策が必要。帽子・日焼け止め・飲み物・虫よけを用意しましょう。
- 車椅子・ベビーカー:水牛車の乗降や島内の一部エリアは段差や未舗装箇所があり、事前に受け入れ可否を確認してください。
- マナー:植物や生態系を守るため、立入り禁止区域には入らない・植物を持ち帰らない・動物に餌を与えないなどの基本マナーを守ること。
- 支払い・設備:施設内の売店や案内所の支払いは現金のみのこともあります。トイレや飲食施設は限られるため必要に応じて準備を。
訪問前には最新の運行情報・開館情報・料金を公式ページや現地案内で確認することをおすすめします。由布島は短時間で八重山らしい自然と風情を体験できる場所ですので、天候と時間に余裕を持ってお出かけください。

