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概要(歴史・特徴・魅力)
メタセコイア並木(マキノのメタセコイア並木)は、滋賀県高島市マキノ町にあるびわ湖北西岸沿いの並木道です。メタセコイア(英名:dawn redwood)は戦前に中国で再発見された裸子植物で、日本各地に街路樹や防風林として植えられました。マキノの並木は昭和期に道路の景観形成や防風・防雪のために植えられたもので、約2km前後にわたって整然と並ぶメタセコイアのトンネルが続きます(本数・長さは季節や区画により表記が異なります)。
特徴は、まっすぐに伸びる幹と針葉のように見える葉が四季で表情を変える点。春は新緑の鮮やかさ、夏は木陰の涼しさ、秋は黄〜橙色に染まる紅葉、冬は幹だけのシルエットと雪景色が楽しめます。写真撮影スポットとしても人気が高く、滋賀県内外から多くの観光客が訪れます。
見どころ
- 四季ごとの表情:新緑(5月)、深緑の夏、見事な黄葉(11月中旬〜下旬がピーク)、雪景色(冬)
- まっすぐに伸びる並木道の透視感:写真や散策に最適な真っ直ぐな並木景観
- 湖岸と並行するロケーション:晴れた日はびわ湖と並木を同時に楽しめるスポットがある
- 早朝の静けさや夕方の逆光撮影:時間帯による光の変化で違った魅力が出る
アクセス(最寄り駅・交通手段など)
- 所在地:滋賀県高島市マキノ町(びわ湖北西岸)
- 電車+徒歩/タクシー:JR湖西線「マキノ駅(マキノ)」が最寄り。駅から並木の入口までは徒歩だと30〜40分程度、タクシーやレンタサイクル利用で10分前後。
- 車:名神高速・京都方面からは湖西道路(または国道303号等)を経由して約1時間前後(出発地により変動)。並木沿いや周辺には駐車場(公営・民間・臨時)がありますが、時期によっては満車になることがあるので注意。
- 路線バス:観光シーズンや運行ダイヤにより本数が少ないため、事前に時刻表を確認してください。
滞在目安(所要時間の目安)
- 短時間の立ち寄り:30分〜1時間(写真撮影や軽い散策)
- じっくり散策:1.5〜3時間(並木全域を歩く、周辺の景色やカフェ訪問を含む)
- 周辺観光と合わせて:半日〜1日(海津大崎やマキノ高原など近隣スポットと組み合わせる場合)
近隣スポット
- 海津大崎(かいづおおさき):桜の名所として有名。春の桜並木は特に人気。
- マキノ高原:キャンプ・宿泊・スキー(季節による)や自然散策が楽しめる高原地帯。
- マキノピックランド(観光農園):果物狩りや地元産品の購入が可能(営業時期を確認)。
- びわ湖沿いのサイクリングコース:自転車で湖岸を走りながら並木や景色を楽しめます(レンタサイクルあり)。
注意点(混雑・マナー・季節の注意など)
- 混雑:特に紅葉シーズン(11月中旬〜下旬)や桜の時期、週末・連休は混雑・駐車場不足が発生しやすい。早朝や平日の訪問をおすすめします。
- 路上駐車・車の通行:並木沿いの道路は狭い箇所もあります。駐停車や撮影のために路上に止めると通行の妨げになるので、指定の駐車場に停めて歩いて移動してください。
- ゴミ・マナー:自然景観を守るためゴミは必ず持ち帰り、植物や根元を荒らさないようにしましょう。
- ドローン・商用撮影:ドローン飛行や商用撮影を行う場合は、事前に関係機関や土地管理者への確認・許可が必要な場合があります。
- 天候・服装:冬季は路面が凍結することがあるため、滑りにくい靴や防寒対策が必要。夏は日差しが強いので帽子・水分補給を忘れずに。
※最新の交通情報・駐車場・周辺施設の営業については、訪問前に高島市観光サイトや現地の案内所で確認することをおすすめします。
